EOLR実戦 (1/1編)
- 2020/06/02
- 02:04
#EOLRから逃げるな
最近なんとなくEOLRの気分になったのでちょくちょくやっています。ふと思ったのですが、逃げているのは僕じゃなくてEOLRの方だと思うんですよね。ドラクエのはぐれメタルみたいな感じです。
そういやドラクエ6には職業としてのはぐれメタルがありましたね。はぐれメタルとして経験を積んでいけば作中最強クラスの魔法を覚えられるというとんでもない職業です。EOLRの経験も積んでいけば、もしかしたらとんでもない強さを手に入れるかもしれません。
話が逸れました。本記事は、昨年末のアドカレ記事として書かせていただいた「EOLR入門」の続編であり、2o/0編でも述べた通りEOLR入門の内容を理解した方向けの内容となっております。あらかじめご了承ください。
さて、今回は1/1を見ていきましょう。

1/1はU面とD面にBad Edgeがそれぞれ1個ずつある場合です。ここでは、UFとDBにBad Edgeがある場合を基本とします。
1/1には8つのパターンがあります。
1.Good case (UR,DF)
Scramble:M U' M' U M U M

Solution:M' U' M' U' M'
<解説>
Good caseはULURエッジが、片方はU面のBad Edgeに隣接したGood Edgeで、もう片方がM列上のGood Edgeである場合です。
この場合は、まずM列上のULURエッジがU面に来る方向にM列を動かし、次にもう片方のULURエッジがはじめに動かしたULURエッジがいる位置から対面の位置に来るようにU面を回した後、それがD面に来る方向にM列を動かすとBest Arrowが出現します。
2.Alright case (UR,DB)
Scramble:U M U' M' U' M U' M'

Solution:M U M' U M U M
<解説>
Alright caseはULURエッジが、片方はU面のBad Edgeに隣接したGood Edgeで、もう片方がD面のBad Edgeである場合です。
この場合は、まずD面のULURエッジがU面に来る方向にM列を動かし、次にもう片方のULURエッジがはじめに動かしたULURエッジがいる位置から対面の位置に来るようにU面を回した後、1手目と逆方向のM列を回すとGood Arrowが出現します。
3.Quick EO case (UB,DB)
Scramble:U M' U M' U M U M

Solution:U' M' U M U2 M'
<解説>
Quick EO caseはULURが、片方はU面Bad Edgeの対面上のGood Edgeで、もう片方はD面のBad Edgeである場合です。
この場合は、まずU面のBad EdgeをULまたはURに逃がしておきます。次にD面のULURエッジがD面に残るようにM列を回します。そしてU面に残ったULURエッジを、D面のうちULURエッジが無い方の真上に持っていき、それがUBならM U2 M',UFならM' U2 Mを回せば完了です。その先はMisoriented centerとして処理していきます。
このパターンの面白いところは、Arrowを経由しないEOであるということです。入門編で「EOLRは、BestまたはGood Arrowを作る」というのがミソであると言いましたがちょっとだけ嘘をつきました。ゴメンナサイ
4.Decent case (UR,UL)
Scramble:U' M U' M' U2 M' U M U'

Solution:U' M' U M U2 M U' M
<解説>
Decent caseはULURエッジが、ともにU面のBad Edgeに隣接したGood Edgeである場合です。
この場合は、まずU面のBad EdgeをULまたはURに逃がしておきます。次にD面のULURエッジがD面に残るようにM列を回します。そしてU面のBad EdgeがD面のBad Edgeの真上に来るようにU面を回し、MまたはM'のいずれかを回すとGood Arrowが出現します。
5.UF is LR case(Adjacent) (UF,UR)
Scramble:U M U' M' U' M U' M

Solution:M' U M' U M U M
<解説>
UF is LR caseはその名の通りU面Bad EdgeがULURエッジである場合です。Adjacentと付いているのは、その中でも特にもう片方のULURエッジがU面Bad Edgeに隣接している場合です。
この場合は、まずU面のBad EdgeがU面に残る方向にM列を回します。次にもう片方のULURエッジがはじめに動かしたULURエッジがいる位置から対面の位置に来るようにU面を回した後、1手目と同じ方向にM列を動かすと、Good Arrowが出現します。
6.UF is LR case(on M-slice) (UF,DF)
Scramble:U2 M U' M U2 M U' M' U' M2 U2

Solution:M U' M' U' M U' M'
<解説>
UF is LR caseのうち、もう片方のULURエッジがM列上にある場合です。M列上にあればGood EdgeでもBad Edgeでも問題ありません。
この場合は、まずU面のBad EdgeがD面に来る方向にM列を回します。次に、UまたはU'のどちらかを回した後、1手目と逆の方向にM列を回すとGood Arrowが出現します。
ただ注意すべきな点があり、ULURエッジがそれぞれUFとUBにある場合はハズレで、この処理をすると出現するのはAdjacent Arrowになります。
7.Bad case (DF,DB)
Scramble:M U' M U' M U2 M U2 M U M

Solution:M' U' M' U2 M U2 M' U' M'
<解説>
Bad caseはULURエッジが、ともにD面にある場合です。
この場合は、M' U' M'を回すとAdjacent Arrowが出現します。このケースに限った話ではありませんが、どう頑張ってもAdjacent ArrowやBottom Arrowしか出せないという場合は、そのArrowが来るとだけ覚えてmisoriented centerを使わずに普通に処理した方が早いように感じます。
8.Worst case (UB,DF)
Scramble:M U' M U' M U2 M U' M' U' M U

Solution:U' M' U M U M U2 M' U' M'
<解説>
Worst caseはULURエッジが、ともにM列上のGood Edgeである場合です。
この場合は、U' M' U Mと回すとAdjacent Arrowが出現します。
総評
正直なところ、判断が難しいので1/1に関してはEOLRをやる価値があまり無いと言えるでしょう。紹介しておきながらやる価値に疑問を持つのもどうかと思いますが…まぁこの記事は自分自身の備忘録ということで。
やる気があったらEOLR実戦も完走したいところですね。

はぐれメタルすき
最近なんとなくEOLRの気分になったのでちょくちょくやっています。ふと思ったのですが、逃げているのは僕じゃなくてEOLRの方だと思うんですよね。ドラクエのはぐれメタルみたいな感じです。
そういやドラクエ6には職業としてのはぐれメタルがありましたね。はぐれメタルとして経験を積んでいけば作中最強クラスの魔法を覚えられるというとんでもない職業です。EOLRの経験も積んでいけば、もしかしたらとんでもない強さを手に入れるかもしれません。
話が逸れました。本記事は、昨年末のアドカレ記事として書かせていただいた「EOLR入門」の続編であり、2o/0編でも述べた通りEOLR入門の内容を理解した方向けの内容となっております。あらかじめご了承ください。
さて、今回は1/1を見ていきましょう。

1/1はU面とD面にBad Edgeがそれぞれ1個ずつある場合です。ここでは、UFとDBにBad Edgeがある場合を基本とします。
1/1には8つのパターンがあります。
1.Good case (UR,DF)
Scramble:M U' M' U M U M

Solution:M' U' M' U' M'
<解説>
Good caseはULURエッジが、片方はU面のBad Edgeに隣接したGood Edgeで、もう片方がM列上のGood Edgeである場合です。
この場合は、まずM列上のULURエッジがU面に来る方向にM列を動かし、次にもう片方のULURエッジがはじめに動かしたULURエッジがいる位置から対面の位置に来るようにU面を回した後、それがD面に来る方向にM列を動かすとBest Arrowが出現します。
2.Alright case (UR,DB)
Scramble:U M U' M' U' M U' M'

Solution:M U M' U M U M
<解説>
Alright caseはULURエッジが、片方はU面のBad Edgeに隣接したGood Edgeで、もう片方がD面のBad Edgeである場合です。
この場合は、まずD面のULURエッジがU面に来る方向にM列を動かし、次にもう片方のULURエッジがはじめに動かしたULURエッジがいる位置から対面の位置に来るようにU面を回した後、1手目と逆方向のM列を回すとGood Arrowが出現します。
3.Quick EO case (UB,DB)
Scramble:U M' U M' U M U M

Solution:U' M' U M U2 M'
<解説>
Quick EO caseはULURが、片方はU面Bad Edgeの対面上のGood Edgeで、もう片方はD面のBad Edgeである場合です。
この場合は、まずU面のBad EdgeをULまたはURに逃がしておきます。次にD面のULURエッジがD面に残るようにM列を回します。そしてU面に残ったULURエッジを、D面のうちULURエッジが無い方の真上に持っていき、それがUBならM U2 M',UFならM' U2 Mを回せば完了です。その先はMisoriented centerとして処理していきます。
このパターンの面白いところは、Arrowを経由しないEOであるということです。入門編で「EOLRは、BestまたはGood Arrowを作る」というのがミソであると言いましたがちょっとだけ嘘をつきました。ゴメンナサイ
4.Decent case (UR,UL)
Scramble:U' M U' M' U2 M' U M U'

Solution:U' M' U M U2 M U' M
<解説>
Decent caseはULURエッジが、ともにU面のBad Edgeに隣接したGood Edgeである場合です。
この場合は、まずU面のBad EdgeをULまたはURに逃がしておきます。次にD面のULURエッジがD面に残るようにM列を回します。そしてU面のBad EdgeがD面のBad Edgeの真上に来るようにU面を回し、MまたはM'のいずれかを回すとGood Arrowが出現します。
5.UF is LR case(Adjacent) (UF,UR)
Scramble:U M U' M' U' M U' M

Solution:M' U M' U M U M
<解説>
UF is LR caseはその名の通りU面Bad EdgeがULURエッジである場合です。Adjacentと付いているのは、その中でも特にもう片方のULURエッジがU面Bad Edgeに隣接している場合です。
この場合は、まずU面のBad EdgeがU面に残る方向にM列を回します。次にもう片方のULURエッジがはじめに動かしたULURエッジがいる位置から対面の位置に来るようにU面を回した後、1手目と同じ方向にM列を動かすと、Good Arrowが出現します。
6.UF is LR case(on M-slice) (UF,DF)
Scramble:U2 M U' M U2 M U' M' U' M2 U2

Solution:M U' M' U' M U' M'
<解説>
UF is LR caseのうち、もう片方のULURエッジがM列上にある場合です。M列上にあればGood EdgeでもBad Edgeでも問題ありません。
この場合は、まずU面のBad EdgeがD面に来る方向にM列を回します。次に、UまたはU'のどちらかを回した後、1手目と逆の方向にM列を回すとGood Arrowが出現します。
ただ注意すべきな点があり、ULURエッジがそれぞれUFとUBにある場合はハズレで、この処理をすると出現するのはAdjacent Arrowになります。
7.Bad case (DF,DB)
Scramble:M U' M U' M U2 M U2 M U M

Solution:M' U' M' U2 M U2 M' U' M'
<解説>
Bad caseはULURエッジが、ともにD面にある場合です。
この場合は、M' U' M'を回すとAdjacent Arrowが出現します。このケースに限った話ではありませんが、どう頑張ってもAdjacent ArrowやBottom Arrowしか出せないという場合は、そのArrowが来るとだけ覚えてmisoriented centerを使わずに普通に処理した方が早いように感じます。
8.Worst case (UB,DF)
Scramble:M U' M U' M U2 M U' M' U' M U

Solution:U' M' U M U M U2 M' U' M'
<解説>
Worst caseはULURエッジが、ともにM列上のGood Edgeである場合です。
この場合は、U' M' U Mと回すとAdjacent Arrowが出現します。
総評
正直なところ、判断が難しいので1/1に関してはEOLRをやる価値があまり無いと言えるでしょう。紹介しておきながらやる価値に疑問を持つのもどうかと思いますが…まぁこの記事は自分自身の備忘録ということで。
やる気があったらEOLR実戦も完走したいところですね。

はぐれメタルすき
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