FB100本ノック ハブ
- 2021/12/20
- 00:00
本記事は、Speedcubing Advent Calendar 2021の20日目の記事です。
19日目は、にゃにゃんさんの「ルービックキューブを解くAIを作ってみた」でした。
21日目は、望月さんの「ラノベで覚えようノレービックキューブ6面完成。俺の幼馴染みがスピードキューバーで妹かもしれない?(仮)」です。
Roux methodの花形パートといえばLSEであるということに疑問を抱く者はいないでしょう。目にも止まらぬ速さで「流れる」M列が多くの人を魅了することは想像に難くありません。
Roux methodが異端にしてそこまで多くの人を惹きつける解法であるのは、ひとえにLSEによるものなのでしょう。
では、その対極にあるパートは何でしょうか。それは、おそらくFBです。FBにはLSEほどの派手さは無い上にその難易度に辟易してしまうことがあるかもしれません。地味なくせに難しくて、面白くない。
Roux methodが多くの人を惹きつけるのにもかかわらずそれを異端の解法たらしめるのは、きっとFBによるものなのでしょう(もちろんFBだけが理由ではないですが)。
しかし、私はFBがつまらないパートだとは全く思いません。FBはRoux methodの中で、最もキューブと「対話」するパートだと考えています。キューブとの「対話」に成功したとき、すなわち一見してバラバラのように思えるスクランブルから断片を集め、少ない手数で上手にFBを構築できたときの快感は、LSEを上手く処理できたときのそれに勝るとも劣りません。
FB100本ノックは、100個のスクランブルに対しFBを作っていくという趣旨の所謂イグザンプルソルブ集です。この記事を通して、キューブと「対話」する楽しさを少しでも多くの人に知ってほしいと願っています。

さて、早速FB100本ノックを…と言いたいところですが、あまりの量であるためひとつの記事にまとめるということはせず、本編は全4部に分けました。
本記事は、本編4部に加え、本編を読み進めるにあたって知っておいてほしい事を記述した記事の計5記事へのハブ記事となります。以下のリンクから各記事に飛ぶことができます。
あとがき
「FB100本ノック」の記事構成の関係で、どこにあとがきを書こうか悩みましたが、恐らく一番目につきやすいであろうここに書き残すことにします。
いつの時代も、どんな事も、何かを習得するためには自分の手を動かして数をこなすことが王道だと考えています。
FBとてそれは例外ではありません。むしろFBこそ実際に回し、数をこなすことで身につけられる技術の最たるもののひとつでしょう。「慣れぬなら 慣れるまで回そう ホトトギス」といったところでしょうか。ひどい字余りなのは、どうか目をつぶっていただきたいところです。
ところがこの考えには2つの問題があります。
1つ目は、そもそも回し方が分からない場合はどうするのか、ということです。数をこなす以前に回し方が分からなくては何も始まりません。
これは、ソルブ解析等を利用して他のキューバーのFBの回し方を追うことで解決できると考えています。かつての私も、そうして回し方を身につけていきました。
2つ目は、数をこなして慣れていったとしてもそれが偏った慣れである可能性があることです。「FB100本ノックを始める前に」でも“癖”という言葉でこれに言及していますが、この偏りは時としてFB作成にマイナスに作用する場合があります。
これは、他のキューバーのFBの回し方を盗むことで偏りが減っていくだろうと考えています。
…お気づきになりましたか?ふたつの問題は同じ方法で解決することが可能であることに。
初学者にはFBの回し方を知ってもらうための(物量的に)少し厳しめの解説記事として、それなりに場数を踏んだ方には私の回し方を盗んでもらう機会として。
FB100本ノックは、あらゆるタイム帯のRouxerが、何かしらの意義を見出せる記事であると信じています。
最後になりますが、記事の執筆に際し、Rami君とユリノキ君の力をお借りしました。この場を借りてお礼申し上げます。また、Discord配信で執筆の進捗を見守ってくれた方々にも重ねてお礼申し上げます。
100個もFBを作れば、あらかた私の“癖”は出尽くしたことでしょう。もしよければ、あなたの“癖”を、盗ませてください。
19日目は、にゃにゃんさんの「ルービックキューブを解くAIを作ってみた」でした。
21日目は、望月さんの「ラノベで覚えようノレービックキューブ6面完成。俺の幼馴染みがスピードキューバーで妹かもしれない?(仮)」です。
Roux methodの花形パートといえばLSEであるということに疑問を抱く者はいないでしょう。目にも止まらぬ速さで「流れる」M列が多くの人を魅了することは想像に難くありません。
Roux methodが異端にしてそこまで多くの人を惹きつける解法であるのは、ひとえにLSEによるものなのでしょう。
では、その対極にあるパートは何でしょうか。それは、おそらくFBです。FBにはLSEほどの派手さは無い上にその難易度に辟易してしまうことがあるかもしれません。地味なくせに難しくて、面白くない。
Roux methodが多くの人を惹きつけるのにもかかわらずそれを異端の解法たらしめるのは、きっとFBによるものなのでしょう(もちろんFBだけが理由ではないですが)。
しかし、私はFBがつまらないパートだとは全く思いません。FBはRoux methodの中で、最もキューブと「対話」するパートだと考えています。キューブとの「対話」に成功したとき、すなわち一見してバラバラのように思えるスクランブルから断片を集め、少ない手数で上手にFBを構築できたときの快感は、LSEを上手く処理できたときのそれに勝るとも劣りません。
FB100本ノックは、100個のスクランブルに対しFBを作っていくという趣旨の所謂イグザンプルソルブ集です。この記事を通して、キューブと「対話」する楽しさを少しでも多くの人に知ってほしいと願っています。

さて、早速FB100本ノックを…と言いたいところですが、あまりの量であるためひとつの記事にまとめるということはせず、本編は全4部に分けました。
本記事は、本編4部に加え、本編を読み進めるにあたって知っておいてほしい事を記述した記事の計5記事へのハブ記事となります。以下のリンクから各記事に飛ぶことができます。
あとがき
「FB100本ノック」の記事構成の関係で、どこにあとがきを書こうか悩みましたが、恐らく一番目につきやすいであろうここに書き残すことにします。
いつの時代も、どんな事も、何かを習得するためには自分の手を動かして数をこなすことが王道だと考えています。
FBとてそれは例外ではありません。むしろFBこそ実際に回し、数をこなすことで身につけられる技術の最たるもののひとつでしょう。「慣れぬなら 慣れるまで回そう ホトトギス」といったところでしょうか。ひどい字余りなのは、どうか目をつぶっていただきたいところです。
ところがこの考えには2つの問題があります。
1つ目は、そもそも回し方が分からない場合はどうするのか、ということです。数をこなす以前に回し方が分からなくては何も始まりません。
これは、ソルブ解析等を利用して他のキューバーのFBの回し方を追うことで解決できると考えています。かつての私も、そうして回し方を身につけていきました。
2つ目は、数をこなして慣れていったとしてもそれが偏った慣れである可能性があることです。「FB100本ノックを始める前に」でも“癖”という言葉でこれに言及していますが、この偏りは時としてFB作成にマイナスに作用する場合があります。
これは、他のキューバーのFBの回し方を盗むことで偏りが減っていくだろうと考えています。
…お気づきになりましたか?ふたつの問題は同じ方法で解決することが可能であることに。
初学者にはFBの回し方を知ってもらうための(物量的に)少し厳しめの解説記事として、それなりに場数を踏んだ方には私の回し方を盗んでもらう機会として。
FB100本ノックは、あらゆるタイム帯のRouxerが、何かしらの意義を見出せる記事であると信じています。
最後になりますが、記事の執筆に際し、Rami君とユリノキ君の力をお借りしました。この場を借りてお礼申し上げます。また、Discord配信で執筆の進捗を見守ってくれた方々にも重ねてお礼申し上げます。
100個もFBを作れば、あらかた私の“癖”は出尽くしたことでしょう。もしよければ、あなたの“癖”を、盗ませてください。
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