本記事は、
Speedcubing Advent Calendar 2021の20日目の記事である「FB100本ノック」として執筆された記事群のひとつです。
「FB100本ノック ハブ」は
こちらからどうぞ。
最近では、嗜みとしてRouxを学ぶ人、OH用としてRouxを学ぶ人など、メイン解法の転向とまでは言わずともRouxにスポットライトが当たる機会が増えてきたように感じます。解説コンテンツの充実化、また特にOHでの解法の有用性が認知されるようになったのがきっかけではないかと考えています。
少し遅れて、日本にも“Rouxvolution”の波が来たように感じます。FB100本ノックも、或いはこのRouxvolutionの火にくべる薪と成れましょうか。
(注:Rouxvolutionは造語であり、"Roux"と"revolution"を掛け合わせた言葉、すなわちRoux革命を意味すると思われます)
無駄話が過ぎました。それではFB100本ノック 第1部、いよいよ開始です。
1. F2 B2 U' R F' D' B2 R D R2 B U2 F2 R2 D2 R2 U2 B' D2 B
solution: y' z2 D' M B' R U R' D' (緑)
別解: x2 R' U' M' U' R D R r F (橙)
着眼点
・緑センターと緑橙エッジがくっついている
解説
y' z2 //緑センターと緑橙エッジが正しい位置になるように持ち替えた
D' M //DLとDLBをくっつけた
B' //LセンターとLBをくっつけた
R U R' //1x1x3を作った
D' //finish
コメント:1x1x3を作るタイプです。LセンターとLFが既にくっついており、DLとDLBがすぐくっつけられそうな場合は1x1x3を作る方針にすると良いでしょう。
別解は、緑橙エッジが橙センターともくっついていることを利用して橙でFBを作った場合の例です。
2. L2 D L2 F2 U2 R' B2 F2 U2 R D2 L F2 D L D' F U' L' U R
solution: y2 U R2 B' D U2 R2 D' (赤)
着眼点
・赤センターと赤緑エッジがくっついている
・赤青エッジと赤青白コーナーを2手でくっつけられる
解説
y2 //赤センターと赤緑エッジが正しい位置になるように持ち替えた
U R2 //LB側ペアを作った
B' //スクエアをつくった
D U2 R2 //1x1x3を作った
D' //finish
コメント:既に正しい位置に入っているパーツの多さから赤を選択しました。途中スクエアを作っていますが、全体としては1x1x3を作るタイプといえます。
3. R2 U2 R U R' F' R D2 F' B2 R2 U' F2 U2 R2 D F2 D' R2 D' B2
solution: y' x2 U' F' R D2 U r2 D' (青)
着眼点
・青白エッジと青赤白コーナーがくっついている
・青センターと青橙エッジがくっついている
解説
y' x2 //青センターと青橙エッジが正しい位置になるように持ち替えた
U' F' //LセンターとLFをくっつけた
R D2 //DLBを位置DFLにセットした
U r2 //1x1x3をつくった
D' //finish
コメント:1x1x3を作るタイプです。着眼点から、青で作ること、そしてその方針は1x1x3を作ることが分かります。
4. R2 B R2 D2 F L2 D2 R2 F L2 F2 U B' R2 D L2 R D2 R2
solution: z y r' D2 F2 R' U' R D (緑)
着眼点
・緑白エッジと緑橙白コーナーがくっついている
・緑センターと緑赤エッジがくっついている
解説
z y //緑センターと緑赤エッジが正しい位置になるように持ち替えた
r' D2 //LセンターとLFをくっつけるためにペアを逃がした
F2 //LセンターとLFをくっつけた
R' U' R //1x1x3をつくった
D //finish
コメント:着眼点から、1x1x3を作ればよさそうということが読めます。途中、ペアを崩さないように注意した回し方をしています。
5. D' R B2 D2 F2 U2 F R2 B' L2 U2 F2 U2 F D R D' B' U2 L D'
solution: z2 y R' U r' F U B2 (緑)
別解: D' F M B2 r' F (橙)
着眼点
・緑センターと緑白エッジがくっついている
・緑橙エッジと緑橙白コーナーがくっついている
解説
z2 y //緑センターと緑白エッジが正しい位置になるように持ち替えた
R' U r' F //スクエアを作った
U //LB側ペアを作った
B2 //LB側ペアを揃えた
コメント:緑橙エッジと緑橙白コーナーのペアができていることから、緑または橙のFBを作ることを考えます。緑白エッジの位置から緑を選択しましたが、別解のように橙でも比較的簡単にFBを作れます。
6. L' F' R B' U2 D2 L D2 F' R2 U2 F' D2 F2 U2 L2 F U2 F2 U R2
solution: x y' U2 B U' r' U' R' u (緑)
着眼点
・緑白エッジと緑橙白コーナーがくっついている
・赤緑エッジと緑センターを1手でくっつけられる
解説
x y' //緑白エッジと緑橙白コーナーが正しい位置になるように持ち替えた
U2 B //DLBを揃えた
U' r' //LセンターとLBをくっつけつつ、LFの向きを変えた
U' R' //LFとLセンターをくっつけた
u //finish
コメント:センターを動かすタイプです。作りたいFB色と同じ色のセンターは、必ずしも開始時点で正しい位置である必要はありません。余談ですが、solutionは少し見方を変えてx U2 R U' f' U' F' Dと捉えても良いかもしれません。
7. U' R2 F2 R D2 R' L2 U' B' U F2 U' F2 L2 U' L2 U2 R2 U' R2 L2
solution: x2 y M U2 F' M' D (青)
着眼点
・青センターと青橙エッジがくっついている
・青赤白コーナーと青橙白コーナーが並んでいる
解説
x2 y //青センターと青橙エッジが正しい位置になるように持ち替えた
M //DLとLFの向きを変えた
U2 F' //LセンターとLFをくっつけた
M' //1x1x3をつくった
D //finish
コメント:DLBとDFLが並んでいることから、まずこの間にDLを入れることを考えます。その過程の途中でLFも揃えられるように動かしています。
8. L U2 B2 L' R2 U2 R' D2 F2 R' F R2 F D F' R F' R' F'
solution: x' y' M2 u' U' F' U F' (橙)
着眼点
・橙白エッジと橙緑白コーナーがくっついている
・橙センターと橙緑エッジを1手でくっつけられる
解説
x' y' //橙白エッジと橙緑白コーナーが正しい位置になるように持ち替えた
M2 //LセンターとLBをくっつけた
u' //スクエアを作った
U' F' //LF側ペアを作った
U F' //LF側ペアを揃えた
コメント:ヒントが多いスクランブルです。既にできているペアは最大限活用できないかを考えてみましょう。
9. D' B' D2 F2 D F2 R2 F2 D U2 F2 U' F2 R B' D U' R U L2 B'
solution: z2 F D' U' B U2 r' F (赤)
別解: z2 y' U2 r' F R U' R2 r' B' (青)
着眼点
・赤青エッジと赤青白コーナーがくっついている
解説
z2 //赤センターが正しい位置になるように持ち替えた
F D' //LセンターとDLをくっつけた
U' B //スクエアを作りつつ、LF側ペアも作った
U2 r' F //LF側ペアを揃えた
コメント:着眼点から、まず赤か青でFBを作ることを考えます。今回は、スクエアを作る途中でもう一つのペアが作れる赤を採用しました。
10. D2 F2 U2 F2 U' F2 D' L2 U L' D2 F L2 B L R F D' U'
solution: x2 y U' r2 D r' U R' F (青)
別解: x2 U' R' B' D' R' D' B (橙)
着眼点
・青センターと青橙エッジがくっついている
・青白エッジと青橙白コーナーがくっついている
解説
x2 y //青センターと青橙エッジが正しい位置になるように持ち替えた
U' r2 D //スクエアを作った
r' U R' //LF側ペアを作った
F //LF側ペアを揃えた
コメント:今回は既にできているペアが多く、普段とは真逆の意味でFBがやや作りにくいスクランブルです。できているペアの色から、FB色の候補は橙、緑、青ですがペア以外のパーツの位置から青を採用しました。なお、橙で作ると手数自体は悪くありませんが、少し回しにくいため青で作るのが良いでしょう(緑は10手以上かかりそうなので割愛)。
11. U2 R2 F R2 D2 L2 F2 R2 B' L2 R2 B U' L2 B D R F' L U' F'
solution: x' y2 U' B U2 R U' M' D (赤)
着眼点
・赤センターと赤緑エッジがくっついている
・赤青エッジと赤緑白コーナーがくっついている
解説
x' y2 //赤センターと赤緑エッジが正しい位置になるように持ち替えた
U' B //LBを揃え、DFLを位置DLBにセットした
U2 R //DLBを位置DBRにセットした
U' M' //1x1x3をつくった
D //finish
コメント:着眼点の「赤青エッジと赤緑白コーナーがくっついている」に違和感を覚えた方もいるかもしれませんが、これはFBを作る上では重要なヒントのひとつです。今回のように、このペアのエッジを揃えるとコーナーは位置DLBに来ます。すると、残ったDLとDLBはそれぞれ位置DBと位置DBRにセットすれば1x1x3を作ることが可能で、これは簡単に実現できます。
繰り返しになりますが、この一見全然意味のないようなペアは実は重要なヒントになりうるので是非覚えてください。
12. U2 F' U2 F2 R2 U2 L2 D2 R2 F2 U2 F' L' D' F U' L' B' L F
solution: z y2 U R' M' u U' B2 R' B2 (赤)
着眼点
・赤白エッジと赤緑白コーナーがくっついている
解説
z y2 //赤白エッジと赤緑白コーナーが正しい位置になるように持ち替えた
U R' M' //LセンターとLFをくっつけた
u //スクエアを作った
U' B2 //LB側ペアを作った
R' B2 //LB側ペアを揃えた
コメント:センターを動かすタイプです。繰り返しになりますが、既にできているペアは可能な限り活用してみましょう。
13. L B2 D2 B2 D2 F2 R F2 R F2 L' F D' L2 F D R' B' U2
solution: x2 U' M' U' B' U' r' F' (橙)
別解: y x2 U' B' U' R F' U B (緑)
着眼点
・緑橙エッジと緑橙白コーナーを2手でくっつけられる
・橙白エッジと橙センターがくっついている
解説
x2 //橙白エッジと橙センターが正しい位置になるように持ち替えた
U' M' //LB側ペアを作った
U' B' //スクエアを作った
U' r' //LF側ペアを作った
F' //LF側ペアを揃えた
コメント:まず着眼点から、作るFBの色は橙または緑に絞ることができます。ここで、橙と緑のどちらもセンターとDLがくっついているため、実際はどちらで作っても良いだろうと考えました。今回は、個人的に慣れている橙の方を採用しましたが緑に慣れている方はそちらで構いません。また、橙ルートの3手目にU'をはさむことでLF側ペアを作りやすくしています(緑ルートでは、4手目のRを同じ理由ではさんでいます)。
14. D' L R2 D' L2 F2 D L2 R2 D' F2 U' L B' U2 R D2 B F U'
solution: y' x r' U' R u' R r F (赤)
着眼点
・赤白エッジと赤青白コーナーがくっついている
解説
y' x //赤白エッジと赤青白コーナーが正しい位置になるように持ち替えた
r' U' R //LセンターとLBをくっつけた
u' //スクエアを作った
R //LF側ペアを作った
r F //LF側ペアを揃えた
コメント:赤青白コーナーは赤白エッジだけでなく青白エッジともくっついているため、まず赤か青でFBを作ることを考えます。今回のスクランブルでは、しかし青はLB側のペアを揃えるのに手数がかかりそうだと判断し、赤を採用しました。
15. L' U2 R' B2 R2 F2 R B2 R U' R D L' U2 F R' U2
solution: x U' B2 F' U' R D (橙)
着眼点
・橙白エッジと橙青白コーナーがくっついている
解説
x //橙センターが正しい位置になるように持ち替えた
U' B2 //LセンターとLBをくっつけた
F' //LセンターとLFをくっつけた
U' R //1x1x3を作った
D //finish
コメント:1手目のU'はLセンターとLBをくっつけるためには必要ありませんが、その後の動きを効率的にする目的で回しています。
16. U' R' B' U' R D2 L U F' U2 L2 D2 L2 U R2 B2 R2 F2 L2
solution: y r U' r u' R' u' (青)
着眼点
・青橙白コーナー、青白エッジ、青赤白コーナーがくっついている
解説
y //青橙白コーナー、青白エッジ、青赤白コーナーが正しい位置になるように持ち替えた
r U' r //LセンターとLFをくっつけた
u' R' //LセンターとLBをくっつけた
u' //finish
コメント:既に1x1x3ができているレアなケースです。u系の回転を利用してE列上のパーツを揃えていきます。
17. R' D2 F2 R' U2 F2 L2 U2 B2 F2 R B U' B' F' D2 R U2
solution: B U F' D' R U' R2 F (橙)
着眼点
・橙緑エッジと橙センターを1手でくっつけられる
・橙白エッジと橙緑白コーナーを1手でくっつけられる
解説
B //LセンターとLBをくっつけた
U //DLとDLBをくっつけた
F' D' //スクエアを作った
R U' R2 //LF側ペアを作った
F //LF側ペアを揃えた
コメント:ヒントが見えにくいスクランブルでした。これを15秒以内に見つけろと言われたら無理かもしれません。明らかなヒントが無いときは1手でペアにできるパーツがないかを探してみましょう。
18. F2 D2 F2 U2 L' F2 L2 R D2 B2 L2 F2 B U2 R D L' B F U F'
solution: y x D R' U' R D r' U' R' F (緑)
着眼点
・緑センターと緑赤エッジがくっついている
解説
y x //緑センターと緑赤エッジが正しい位置になるように持ち替えた
D R' U' R //DLとDLBをくっつけた
D //スクエアを作った
r' U' R' //LF側ペアを作った
F //LF側ペアを揃えた
コメント:緑センターは緑橙エッジともくっついていますが、他のパーツの位置なども見て緑センターと緑赤エッジが正しい位置になるようにしました。
19. B D R2 D R2 F2 D2 B2 F2 R2 U' F2 U2 B' U' R' F2 L D U2 L'
solution: x2 y R' F2 D2 F' (青)
着眼点
・青センターと青橙エッジがくっついている
・青赤エッジと青赤白コーナーを1手でくっつけられる
解説
x2 y //青センターと青橙エッジが正しい位置になるように持ち替えた
R' //LF側ペアを作りつつ、DLをD面に持ってきた
F2 //DLとDLBをくっつけた
D2 //スクエアを作った
F' //LF側ペアを揃えた
コメント:たった4手でFBが揃います。今回はヒントも見つけやすいものでした。
20. R2 D' L2 F' D2 F' U2 F' U2 L2 F R2 U2 F' L' U R F' R2 F2 D'
solution: z2 R' D r' D F' U F' (赤)
着眼点
・赤センターと赤青エッジがくっついている
・赤白エッジと赤青白コーナーがくっついている
解説
z2 //赤センターと赤青エッジが正しい位置になるように持ち替えた
R' D r' D //スクエアを作った
F' //LF側ペアを作った
U F' //LF側ペアを揃えた
コメント:赤で作りやすそうなスクランブルなので素直に赤で作ります。ただ、そのままでは後半でLF側ペアの作成に難航してしまいそうだったため、最初にR'を回すことでこれを解決しています。
21. R2 F R2 D' R U L B U' L2 U2 F L2 D2 B' R2 B' R2 B' R2 F2
solution: z' y R' D' r B' R' U R r2 F (緑)
着眼点
・緑赤エッジと緑赤白コーナーを1手でくっつけられる
・緑白エッジと緑センターを1手でくっつけられる
解説
z' y //緑センターが正しい位置になるように持ち替えた
R' //LB側ペアを作った
D' //LセンターとDLをくっつけた
r B' //スクエアを作った
R' U R //LF側ペアを作った
r2 F //LF側ペアを揃えた
コメント:着眼点の緑赤エッジと緑赤白コーナーを1手でくっつけられることから、まず緑か赤でFBを作ることを考えます。赤白エッジの位置が悪く、赤では効率的にFB作成ができなさそうなので緑を採用しました。また、LF側ペア作成中にSBのペアができていることが分かるのでこれを崩さないようにLF側ペアを揃えています。
22. R L' B2 U' R2 D' R B' R2 F2 U R2 D' L2 D' R2 D' L2 D' B
solution: y' x' F B D r2 D U R2 r' B' (青)
着眼点
・青センターと青赤エッジを1手でくっつけられる
解説
y' x' //青センターが正しい位置になるように持ち替えた
F //LセンターとLFをくっつけた
B D r2 //DLとDFLをくっつけた
D //スクエアを作った
U R2 //LB側ペアを作った
r' B' //LB側ペアを揃えた
コメント:難問です。ヒントも少なく、他の色やD面色黄を使ってもFB作成が難しいスクランブルでした。このような1x1x2ペア作成も難しそうなスクランブルの場合は、Lセンターに1手でくっつけられるエッジがないかを探してみましょう。
23. U2 R2 B' F2 L2 U2 F L2 U2 L2 D' F2 L' D' B L2 B2 D' L
solution: r F r D U2 R U' B (橙)
着眼点
・橙白エッジと橙青白コーナーを1手でくっつけられる
・上記の処理の途中で1手はさむことで橙センターと橙青エッジをくっつけることができる
解説
r F //LセンターとLFをくっつけた
r //DLとDLBをくっつけた
D //スクエアを作った
U2 //LB側ペアを作った
R U' B //LB側ペアを揃えた
コメント:最初の4手は、x2 L U L Dと同値です。OHでのソルブも想定してL系を使うことは避けていますが両手であればこちらでも問題はありません。
24. R F2 L F2 U' F2 D2 R2 D2 R2 F2 D L D L2 B' L R2 U2
solution: y2 x' F2 R' D U M' r F (赤)
別解: x D R D U' R' F r' B' (橙)
着眼点
・赤センターと赤青エッジがくっついている
・赤センターと赤白エッジを1手でくっつけることができる
解説
y2 x' //赤センターと赤青エッジが正しい位置になるように持ち替えた
F2 R' //DLとDLBをくっつけた
D //スクエアを作った
U M' //LF側ペアを作った
r F //LF側ペアを揃えた
コメント:着眼点のようなヒントが見えやすい赤で考えてみます。U2 RでもDLとDLBはくっつけられますが、後半のLF側ペアの作成に手数がかかってしまうためにF2 R'としています。
また、別解のように橙も比較的揃えやすいスクランブルです。こちらの着眼点としては「橙センターと橙白エッジが1手でくっつけられる」、「橙緑エッジと橙緑白コーナーを2手でくっつけられる」、以上2点でしょうか。
25. F' L2 B D2 R2 F U2 L2 F' U' R' F D' U2 R D2 B D
solution: y' R' U B D U R D (青)
着眼点
・青センターと青赤エッジがくっついている
解説
y' //青センターと青赤エッジが正しい位置になるように持ち替えた
R' //DLをD面に持ってきた
U B //DLとDFLをくっつけつつ、LセンターとLBもくっつけた
D U R //1x1x3を作った
D //finish
コメント:第1部のトリを務めるのにふさわしい、よいスクランブルでした。2、3手目で同時処理が行われています。
言葉で簡潔に表すのが難しいので着眼点では述べていませんが、LBを揃えようとBを回すと、同時にDFLの向きも正しくなります。これに注目すると、DLを位置DRにあらかじめ入れておけばこれらをペアとすることが可能で、そしてこのスクランブルではDLの位置DRへの移動が幸運にも1手で実現できます。
これで第1部は終了です。第2部へ行くも良し、第1部をもう1周するも良し、疲れたなら休憩しても良し。FB100本ノックは、あなたのペースで読み進めてください。
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